京都高台寺「箸や楓」

記憶に残る会席料理 - 季節感、香りや食感、盛り付け、五感を通じて旬を楽しめる構成

会席料理のスタイル

 

会席料理は、日本の伝統的なコース形式の料理で、主に宴席や特別な場で供される格式高いスタイルです。料理は素材の味を活かしながら、季節感や見た目の美しさが重視され、先附、前菜、椀物、向付(刺身)、焼物、煮物、揚物、酢の物や和え物、御飯と味噌汁、香の物、水菓子といった順に提供されます。本来は酒席での料理として発展したもので、茶道で出される簡素な「懐石料理」とは異なりますが、いずれも日本の「おもてなし」の心を体現しており、器の選び方や盛り付けにも細やかな美意識が込められています。

 

 

驚きの料理スタイル

 

先日訪れた割烹での食事は、料理の創意工夫と繊細な感性に満ちた、まさに記憶に残る体験でした。それも、一の膳・二の膳というのでしょうかボリュームがあり、見た目からは想像できない素材の組み合わせが、驚きと感動そして楽しさを感じさせてくれました。使われている素材は奇をてらわず、その味わいは理屈抜きで心に響くものでした。料理には季節感が丁寧に表現されており、香りや食感、盛り付けに至るまで、五感を通じて旬を楽しめる構成でした。また、器にも強いこだわりが感じられ、料理との調和が視覚的な喜びを高めていました。特に印象的だったのは、意外性に頼らず確かな「おいしさ」を軸に組み立てられたバランス感覚で、大将の抑制された美意識が伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご馳走様でした。

関連情報

晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)

京都高台寺「箸や楓」

「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。

屋号 箸や楓
住所 〒605-0826
京都府京都市東山区桝屋町362番地12
営業時間 11:00~17:00
定休日 木曜日
代表者名 橋本 良介
E-mail info@hasiyakaede.com

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京都市東山区桝屋町362番地12

080-2471-7250

営業時間 / 11:00~17:00
定休日 / 木曜日