京都高台寺「箸や楓」

箸や楓が大切にしたい「 よりそい箸」 - 「風神雷神」

よりそい箸とは

 

「よりそい箸」は、箸や楓が考案した2膳でひとつの絵柄を描く新感覚の夫婦箸セットです。

この特別なお箸を結婚祝いに「ハレ箸」として贈るのはいかがでしょうか。

箸や楓が提案する「ハレ箸」は、「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマスまで、いろいろな「晴れの日」があります。さらに誕生日、結婚記念日など、あなたやご家族の皆様にもそれぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓は、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があっても良いと考えています。

「ハレ箸」は、お二人の晴れの日にぴったりです。結婚記念日や誕生日、さらにはお子様の誕生日など、特別な日に使うことで、一生涯にわたってお使いいただけます。なぜなら、お箸は使用頻度に応じて消耗しますが、毎日使わなければ長持ちします。このような素敵な結婚祝い、贈ってみてはいかがでしょうか。

 

 

風神雷神柄について

特に俵屋宗達が描いた「風神雷神図屏風」は、日本人なら一度は目にしたことがあるであろう有名な作品で、京都の建仁寺に所蔵されています。風を巻き起こす風神と、雷を鳴らす雷神が並び立つこの屏風画は、江戸時代初期の日本美術の最高傑作とされています。

風神とは

風神は「風の神」であり、『古事記』にはイザナギとイザナミの子として誕生した「シナツヒコノカミ」、または『日本書紀』で「シナトベノミコト」として登場します。台風や暴風といった風災から農作物を守るため、風神は人々の間で重要な存在となり、風神を祀る風習が平安時代から続いています。

しかし、風神は神でありながらも、「妖怪」に近い存在としての側面もあります。中世の日本では、暴風や病気を引き起こす風は妖怪の仕業と考えられていました。風邪という病名も、この考えに由来すると言われています。

雷神とは

雷神は、「雷」を司る神であり、その誕生は『古事記』に記されています。特に菅原道真は死後「天神」(雷の神)として信仰され、学問の神様としても知られています。雷神は恐ろしい存在とされながらも、雷の轟音には豊作や新しい始まりを象徴する側面もありました。

「雷様がへそを取る」という言い伝えは、雷神の威厳を表すエピソードの一つです。「くわばら」と唱えることで雷から逃れるという話も有名で、これは菅原道真の領地「桑原」が由来とされています。

 

 

よりそい箸「風神雷神」

風神と雷神は、日本古来から伝わる風と雷を司る神々で、その力は自然の脅威と同時に豊穣や成功をもたらす存在として崇められてきました。風や雷という自然現象に対する畏敬の念が深く刻まれた日本文化の象徴であり、厄除けや悪払い、自然災害の防御に効果があるとされています。

 

 

 

 

 

 

 

鶴亀について: 長寿と繁栄の象徴

 

鶴亀は、日本や中国の伝統文化における縁起物であり、長寿や夫婦円満を象徴する動物として親しまれています。特に「鶴は千年、亀は万年」という言葉は、長寿の象徴として広く知られ、祝い事において重要な意味を持ちます。

鶴の象徴: 優雅さと夫婦円満

鶴は、優雅で神聖な鳥として敬われ、特に夫婦で行動する習性から「夫婦円満」の象徴とされています。さらに、神話や伝説の中では、鶴は千年の寿命を持つとされ、その長寿が家族の繁栄や健康を願うシンボルとなっています。

亀の象徴: 知恵と長寿

一方、亀は古代中国から知恵と長寿を象徴する動物として伝わり、特に仙人の使者としての役割が強調されています。海に生息する亀の甲羅に付く長い藻は長寿の象徴であり、その子供である銭亀は財運や商売繁盛を願うシンボルとしても重要視されています。

実際の寿命と言い伝え

鶴の実際の寿命は20〜25年、亀は種類によって異なりますが30〜50年ほど。しかし、他の動物と比べて相対的に長寿であるため、「鶴は千年、亀は万年」という言葉が広まり、現在では家族や先祖を敬い、長寿を願う祈りの象徴として用いられています。

 

 

 

よりそい箸「鶴亀」: 家系と家名の繁栄を願って

 

祝い言葉に「鶴は千年、亀は万年」という言葉があります。鶴や亀が実際に千年、万年生きながらえることはなく、鶴は蔓を表し家系を喩えたもの、亀は家名を喩えたもの。家系と家名が末永くという願いを、新感覚のよりそい箸に描いてみました。ご先祖様に感謝し、現世での子孫繁栄を願った絵柄です。おめでたい贈答品に最適です。

 

 

 

 

 

 

 

 

七宝柄について

七宝柄は、円形が連鎖しつながる美しい模様で、古くから日本の伝統的な紋様として知られています。そのデザインには「円満」や「調和」、「ご縁」という願いが込められ、物事が円滑に進み、人と人との関係が調和し続けることを象徴しています。

また、七宝柄には子孫繁栄や家族の繁栄といった意味も含まれ、連続する円形が永遠に続く様子から、子孫が代々続き、家が大きくなっていくことを表しているとされています。この紋様は有職文(ゆうそくもん)の一種で、「輪違い」とも呼ばれることがあり、「四方(しほう)」という言葉が転じて「七宝(しっぽう)」になったという由来もあります。

そのため、七宝柄は繁栄や調和、幸福を象徴する非常にポジティブな模様として、日本の工芸品や着物、家具などに広く使われています。

 

 

 

2-よりそい箸 「菱七宝」

 

「菱七宝」柄を使用したよりそい箸は、見た目の美しさだけでなく、その文様に込められた深い意味からも特別な存在です。菱七宝とは、仏教の「七宝」を象徴するもので、七つの貴重な宝物(たとえば金、銀、真珠など)を表現しています。その文様は、菱型が連鎖しつながり合うデザインであり、このつながりが「縁のつながり」を象徴しています。

「よりそい箸」に菱七宝のデザインが施されることで、単なる日常的な道具としての役割を超え、箸を使う人々の間に調和や縁が深まり、さらにその関係が無限に続いていくことを願う意図が込められていると言えます。また、子孫繁栄や家庭の発展も象徴し、家族や友人との食事の場において、箸がその場をより豊かで和やかなものにする役割を果たすでしょう。

特に「よりそい箸」は、寄り添うという意味があり、この箸を使うことで人々が互いに寄り添い、調和した関係を築くことを象徴しています。菱七宝の柄を持つよりそい箸は、縁起が良く、贈り物にも最適な品物と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りんどうについて

 

りんどうの花、漢字で竜胆(リュウタン)と表されます。これは、その根や根茎が古くから中国や日本で薬用として活用されてきたことに由来します。江戸時代には、蘭学の普及とともに、リンドウ科の多年草であるゲンチアナの根の粉末が胃薬として広く紹介されました。その後、入手が難しくなったことから漢方薬としてりんどうの根が利用されるようになりました。りんどうの根は、その苦味から竜の胆と称され、その後「リュウタン」から「リンドウ」という名前へ変化しました。りんどうの花は、日本の山や草原で頻繁に見られます。古くから家紋などにも使用され、日本の文化に深く根ざしています。開花期は夏の終わりに近づくころであり、秋の訪れを告げる象徴となっています。その美しい姿から、秋には鉢や切り花としても人気があり、敬老の日の贈り物としても好まれます。りんどうの花言葉には「勝利」「正義」「誠実」という意味が込められています。「勝利」の意味は、りんどうの根が古くから病気に対する治療薬として使われていたことに由来します。また、「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉もあります。これは、りんどうが孤立して咲くことからきており、人々の悲しみに寄り添う存在として表現されています。

 

 

1-よりそい箸 「竜胆」

 

人とのつながりを大切にする文化を持つ日本には、食事を通じて感情を深める機会が数多くあります。その中でも、特別な意味を持つ「よりそい箸」は、心温まる贈り物として喜ばれます。今回は、その中でも「りんどう」をテーマに取り上げてみます。

「よりそい箸」は、一対の箸が一つの絵柄となり、2人が同じ食事をする際に使用することで、感情を結ぶ特別なアイテムです。その中でも、りんどうの花をモチーフにしたよりそい箸は、心に響く花言葉と美しい姿から、贈り物として最適です。

紫リンドウの花言葉には、「自信に満ちている人」という意味が込められています。その美しい紫色は、自信と誇りを象徴し、食卓にも心にも彩りを与えます。一方、白いリンドウは「純潔」「誠実な人」という意味があり、その清らかな姿は食事の時間にもふさわしい気品を醸し出します。

 

 

関連情報

晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)

京都高台寺「箸や楓」

「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。

屋号 箸や楓
住所 〒605-0826
京都府京都市東山区桝屋町362番地12
営業時間 11:00~17:00
定休日 木曜日
代表者名 橋本 良介
E-mail info@hasiyakaede.com

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