箸や楓がつくる箸
箸や楓とは
箸や楓は、新店舗に移転して2年たちました。
高台寺の南側で、パークハイアットの前の二年坂通りに面した建物の一角にあり、女将と二人で箸の制作と販売をしています。
箸や楓は箸専門店で、箸や楓が制作している箸は、
1-見て楽しい箸
2-使い易い箸
3-お洒落な箸
なんとなく三つのカテゴリーのお箸を制作しています。
見て楽しい箸
楽しい箸を使うことは、食事をより楽しくする方法の一つです。
例えば「秋刀魚がきれいに食べられた 」箸
サンマがきれいに→
→食べられた
表は秋刀魚の絵柄が、裏側はきれいに食べた秋刀魚の骨の絵柄です。
次に「京都の夜と朝」
京都の夜景です→
→日の出が上がり朝です
表は三日月の絵柄が、裏側は太陽がでて朝の絵柄です。
使い易い箸
ズバリ、滑りにくいお箸です。
肉と麺等が食べやすい、にくめん箸です。箸先は乾漆仕上げにしました。滑りにくく、食べやすい仕上げになっておりますので、蕎麦とか麺類等及び野趣に富んだお料理が美味しくいただけます。
「にくめん 松風」箸
箸先は乾漆仕上げにしました。滑りにくく、食べやすい仕上げになっております
お洒落な箸
お洒落な箸とは、美しいデザインが施されていることが一般的です。伝統的な日本の箸だけでなく、モダンで洗練されたデザインの箸も存在します。箸の形状や模様、色使いが特徴的で、食卓を彩る要素となります。
このお洒落な箸は、自分で使う場合もあり、人に送る場合もあります。ある意味お洒落なお箸は、贈答品としての扱いが多いのではないでしょうか。
〇ほそしシリーズ
樺の木を厚さ1.5mmの単板にした積層材でつくったほそしシリーズ。長さは23.5㎝で4㎜角の太さ、耐久性に優れ、折れそうな細さなのにとっても丈夫で、色落ちもほとんどなく長く愛用できるお箸です。
「ほそし 矢羽根」ペアー箸
矢羽根模様の「矢羽根」とは矢の上部にあしらわれた鳥の羽根の部分を指します。ピンと来ない人は、お正月に神社や寺院で授与される破魔矢を思い出してみると分かりやすいかもしれません。上部に羽根がついていますよね? 矢羽根模様は、あの部分を図案化してできた模様です。破魔矢に魔除けの意味があり、射た矢は真っ直ぐに突き進むということから矢羽根模様は縁起柄のひとつとされています。卒業式の袴スタイルの大定番とも言える矢羽根模様です。お箸の形状は四角で持ち手も箸先丸も細い、繊細なお料理に最適な形状で、お洒落なお箸です。
〇寄木箸シリーズ
箸や楓の寄木箸は、コースターから生まれた長い寄木でつくる耐久性のあるお箸です。
このコースターは旭川の上地さんに頂いたもので、レジカウンターの上に置いていました。毎日この視覚で見ていると、市松の寄木箸がイメージでき、早速上地さんに相談して、6㎜角・長さ30cmの角棒を4本製作し市松模様になるようにプレスして頂きました。出来上がった12㎜角・30cmの市松の角棒を指物師にお願いして、お箸に仕上げました。 なかなか楽しい寄木箸が生まれました。早速上地さんに送ると、上地さんがお箸つくりたいと、ここから本格的に寄木箸シリーズがスタートしました。
持ち手部分だけでなく、箸先部分もよく見ていただくと4本の木で組み、箸先端で4本の木を組み合わせた十字部分がきっちりセンターに来るように削り出しています。 この箸は国産の木を中心に作っています。 白い部分が樺の木、色の濃いくるみ材等を使用して色のコントラストがはっきり出ています。
「寄木 市松」箸
市松模様は、その柄が途切れることなく続いて行くことから、繁栄の意味が込められています。市松模様はその「繁栄」の意味から、子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い模様として沢山の人に好まれています。
「寄木 男箸」箸
手に持った感触は男箸です。
関連情報
晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)
「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。
屋号 | 箸や楓 |
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住所 |
〒605-0826 京都府京都市東山区桝屋町362番地12 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木曜日 |
代表者名 | 橋本 良介 |
info@hasiyakaede.com |