京都高台寺「箸や楓」

竹箸が減ってきた理由

竹箸は食材の変化で減ってきた

竹箸は漢字からも推察できるように、「箸」の漢字の冠は竹です。つまり、日本の食文化に古くから伝わるお箸だと推察できますが、いつの頃からか木製やプラスチック製のお箸に取って代わられています。

 

以前ブログで、私見ですが食材の変化だと書いていました。「その理由は、昭和以前の食事は和食が主流であり、竹箸が食べやすかったが、昭和以降は、洋食・中華が食べやすい木製のお箸が普及したと思われます。」という事です。

 

そして、結果的にさまざまな木製のお箸で和食も頂いているという事です。つまり、繊細な和食にも同じように木製の箸を使って食べるようになったと思われます。日本人は器用ですので、様々な素材・形状のお箸を使いこなせますが、食を意識したお箸を選ぶことも、さらに美味しくお料理を食べるコツだと思います。

 

 

 

 

その他、竹箸が減ってきた理由

竹の素材は空洞で曲がりやすく、そして竹の加工が難しいため、同じ形や品質のお箸をつくるには高度な技術が必要です。しかし木製やプラスチックのお箸は安定した材料の為、加工しやすく多量生産が出来ます。竹は成長が早くエコな素材ですが、計画的に伐採をしないと山が荒れます。そして現在は竹箸の需要が減少するとともに、竹を伐採、加工する人も減り、その結果国内の良質な竹材が不足し、輸入材に頼る木製の箸メーカが主流になったと思われます。

 

 

箸や楓が思う事

昨今、竹箸が軽くてしなやかで摘まみやすいという特徴を持ちますが、消費者に竹箸の良さを知られていないです。食卓の内容や食べ物によって、木製やプラスチック製のお箸が似合うと感じる人がいるかもしれません。さらに、竹箸が木製やプラスチック製のお箸よりも高価であることも需要を減らす要因になっていると思われます。しかし、箸や楓はいいものは良いと、今後も箸先のほそい竹箸にちょっと気取った絵柄のお箸を制作していきます。

 

 

 

関連情報

晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)

京都高台寺「箸や楓」

「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。

屋号 箸や楓
住所 〒605-0826
京都府京都市東山区桝屋町362番地12
営業時間 11:00~17:00
定休日 木曜日
代表者名 橋本 良介
E-mail info@hasiyakaede.com

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