京都高台寺「箸や楓」

箸や楓が考える箸

箸の漢字から連想できる事は何か

 

お箸が使われるようになったのは飛鳥時代です。遣隋使であった小野妹子が箸と共に食事作法を持ちかえり、聖徳太子が箸食制度を朝廷内で採用したのが最初とされています。そして、食事作法は次第に民衆へと広がり、食事にお箸を使う文化が浸透していきました。では、箸の素材はと考えた時、竹ではないかと思われます。理由は、箸の漢字に竹があるからです。素材として色々と使われたと思いますが、その中で竹の素材が特に安定して使われたと連想できます。竹箸の特徴は、「軽い滑らないしなる」です。そして、箸先を細く仕上げる事が可能な素材です。これは繊細な日本料理を摘まむのに適していると思います。

 

 

祇園福寿さんのお料理とお箸

 

祇園福寿さんが作るお料理には、箸先の細い竹箸が似合います。

そして、箸先の細い竹箸で頂くと、お料理がさらに美味しく感じます。

 

先付

 

鯛蛸鮪の刺身 

 

子持ち鮎 

 

雲丹豆腐 

 

いくらご飯 

 

 

 

箸の素材として主流から何故竹箸が外れたのか

 

 現在よく使われるお箸の素材は、主に木材やプラスチックが使われています。黒檀や紫檀・鉄木のように材質が固く重たい木材や、ヒバやひのき・杉等の比較的軽い木材が主に使われています。

 

では、何故竹箸が素材の主流から外れたのか、私見ですが食材の変化だと思います。

つまり昭和の頃から洋食、例えばハンバーク・コロッケ・スパゲッティ等の洋食が浸透してきたと思われ、これらの料理を頂くには箸先の細い竹箸を使うより、鉄木などの堅い素材で箸先の太い箸を使う方が食べやすい為、竹箸が主流から外れたように思います。

 

そして、ほとんどの方は、使用しているお箸一膳であらゆる料理を頂くようになりました。 

家庭で食べられるお料理は、魚・肉・野菜等の食材で、和洋中の多種多様なお料理を食べられるようになりました。

 

つまり、昭和以前の食事は和食が主流であり、竹箸が食べやすかったが、昭和以降は、洋食・中華が食べやすい木材のお箸が普及したと思われます。

 

そして、結果的にその木材のお箸で和食も頂いているという事です。

つまり、繊細な和食にも同じ木材の箸を使って食べるようになったと思われます。

日本人は器用ですので、様々なお箸を使いこなせますが、食を意識したお箸を選ぶことも、さらに美味しくお料理を食べるコツだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

最低2膳の箸を持つと食生活が豊かになるかな…

 

それぞれの食材にあったお箸の素材と形状があると思います。きっと、コンニャクが食べやすいお箸があると思います。様々な食材及び料理に対応したお箸を見つける楽しさはあるかもしれませんが、何となく日常生活のお料理で、繊細(例えば薄造りのお刺身)な料理用と野趣(例えば焼きそば)に富んだ料理用のお箸2膳、お持ちになることをお勧めします。

 

理由はお料理をより美味しく頂く為です。こだわりのある食生活を持つ事で人生が豊かになると思います。また、ご自身がよく食べるお料理をベースに、さらに別の素材形状のお箸を持つのもいいのかもしれません。

 

器はお料理の着物と言われています。それ程お料理好きの方は器を楽しんでおられます。しかし、お箸を意識して料理によって変えられる方は少ないと思います。

お料理好きの方、お箸は「お料理の帯締め」なんて言葉を意識して食生活をお楽しみ下さい。

 

 

 

 

2枚の写真のお箸は、繊細な料理用と野趣に富んだ料理用のお箸です。下側のお箸は「にくめん」箸といます。 肉と麺類が食べやすいお箸で、箸先は大胆な乾漆仕様で摘まみやすく、箸中は乾漆でしっかり握れるようにし、箸の形状は三角・四角・五角・六角そして八角があります。摘まみやすいお箸をお探しの方にお勧めします。

 

 

                     

 

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