【馳走あい田】友人夫婦と味わう、季節の滋味あふれる会席料理
京都に友人がくると、つい招待したくなる「馳走あい田」さん。落ち着いた空間と静かな時間が流れるテーブル席がとても気に入っており、この日も友人夫婦とゆったり会食を楽しませていただきました。木目の美しいテーブルに朱の盆が映え、料理が運ばれてくる前から、これから始まる“ゆたかな時間”を予感させてくれます。
最初に供された突出しに温かな汁物は、白味噌のやさしい香りと焼いた魚の旨みが調和し、体の芯までじんわりとしみ込むような味わいでした。続いて頂いたお出汁の椀も澄んだ透明感が印象的で、丁寧に火を入れた蕪や蒸し物が、ほっと息をつきたくなるようなやわらかな美味しさ。あい田さんの料理は“主張しすぎないのに深く心に残る”という魅力があり、改めて日本料理の奥ゆかしさを感じさせてくれます。
お造りはどれも鮮度が高く、脂ののった切り身が舌の上でほどけていくよう。盛り付けが美しく、柑橘をひと絞りすると香りが立ち上がり、味がキリッと締まり一層美味しさが増します。焼き物の魚は皮目が香ばしく、身はふっくら。添えられた昆布や野菜も丁寧に炊かれており、一品の中に調理の細やかさがしっかり感じられました。
八寸はまさに“季節の小さな舞台”のようで、紅葉を添えた盛り付けがとても華やか。鯖寿司や白和え、焼き物など、ひとつひとつに素材の良さと手仕事の丁寧さが光り、テーブルが自然と明るくなるような存在感でした。続く煮物はやさしいとろみが寒い時期にぴったりで、ゆずの香りがふわっと広がり、心まで穏やかにしてくれます。
締めは土鍋で炊かれたご飯で、香ばしいおこげがなんとも言えないごちそう。漬物との取り合わせも絶妙で、最後の一口まで楽しめる満足感の高い食事でした。




友人夫婦との会話も弾み、料理・空間・時間のすべてが調和した、あい田さんならではの心温まるひととき。いつ訪れても変わらぬ丁寧さと温かさがあり、改めて“また来たい”と思わせてくれるお店です。

ご馳走様でした。
関連情報
晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)
「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。
| 屋号 | 箸や楓 |
|---|---|
| 住所 |
〒605-0826 京都府京都市東山区桝屋町362番地12 |
| 営業時間 | 11:00~17:00 |
| 定休日 | 木曜日 |
| 代表者名 | 橋本 良介 |
| info@hasiyakaede.com |