日本の伝統技術 金加工
金彩加工
金彩とは、布や屏風、お皿といった様々なものに金・銀の箔や金粉を接着加工して彩る技術です。「金加工」とも呼ばれるこの伝統工芸は、現代ではインテリアにも応用されていますが、やはり金彩といえば着物への加工が欠かせません。日本を代表する着物である京友禅を華麗に演出するこの技術は、今も多くの方に愛されています。
金彩は、染め上がった生地に金や銀などの箔や金属粉を接着することで加飾する方法です。見た目を美しくするだけでなく、豪華すぎると品が悪く見えるため、そのバランスを見極めるには長年の経験が必要です。
気になる金彩の読み方は「きんさい」と「きんだみ」です。特に「きんだみ」はあらかじめ知っておかないと読みにくいので、この機会に覚えておきましょう。
京西陣引き箔箸の誕生
引き箔の最大の特徴は、デザインを際立たせる華やかさと高級感です。光沢またはマット感のある箔の艶やかな仕上がりは、人の目を惹きつける効果があります。コットンのような風合いのある紙の表面には微妙な凹凸があり、光の反射によって煌びやかさが増し、素材の持つあたたかさが伝わり、存在感のある仕上がりになります。
550年以上の歴史を持つ西陣織は、引箔という上質な金糸を織り込んだもので、とりわけ高級な帯地に用いられてきました。箔は非常に自由度の高い素材であり、木材、革、金属、ガラスやアクリルなど、さまざまな素材と組み合わせることができます。筆で塗ったり、吹きつけたり、ふるいにかけた箔を落としたりと、手作業で彩色していくため、ひとつずつ個性を楽しむことができます。
基本的に布地以外の素材にも重ねられる箔は、建具や家具に使用する際には特別なコーティングで強度を増すことも可能です。
箸や楓は自然木のお箸に箔を施してみました。
関連情報
晴れの日のハレ箸 - 箸や楓 (hasiyakaede)
「衣服に晴れ着があるように、お箸にも晴れの日に使う晴れ箸」があってもと考えています。日本には、お正月にはじまりクリスマス、その他にも誕生日、結婚記念日など、それぞれの晴れの日が考えられます。箸や楓の思いは、普段着と晴れ着があるように、箸にも普段使いの箸とそんな晴れの日に使う「ハレ箸」があってもよいのではということです。
屋号 | 箸や楓 |
---|---|
住所 |
〒605-0826 京都府京都市東山区桝屋町362番地12 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木曜日 |
代表者名 | 橋本 良介 |
info@hasiyakaede.com |